9/24(日)に東京ビッグサイトで開催された同人イベントへ出展したのでレポートします。
Giaの代理でプロモーターのルミが参加してきました！
目次
1スペースのレイアウトはこんな感じ
私は同人イベントに参加するのが初めてで、ブース作りも素人だったので、レイアウトは事前に自宅で考えていました。おそらく3時間はかかってます…。
1スペース横90×奥行45cmという狭い中で頒布物を魅せないといけないため、立体的な作りをかなり意識してこんな感じに仕上げました。
当日ブース出展者は8:30から入場できるのですが、レイアウトは一般入場の10:30ギリギリに完成しました。
自宅でレイアウトを組んだとはいえ、やっぱり実際は状況が違うので早めに来て正解でした。
そしてお手伝いに1名来てくださったのでホントに助かりました…！
レイアウトで使用したのは、ほぼ100均で購入したものと、梱包していた空き箱を組み合わせたものです。
会場まではヤマト運輸が配達してくれるのですが送料が結構するので、なるべくキャリーで運んだり無駄が無いように詰め込みました。
女性向けのイベントという事を知らなかった
不安に思ったのが、出展者と参加者の9割が女性という事。
初っ端からこんな事を言うのもなんですが、Giaは思いっきり男性向けのイラストなので場違い感が半端なかったです…。
公式サイトでは「オールジャンル」と書いてあったとはいえ、いざ会場に着くとほぼ女性しかいない…これは個人の出展レポートなどを確認しておくべきだったな…という大きな反省点でした。
とはいえ女性でも何人か画集を購入してくださる方がいて凄く嬉しかったです！
参加して良かった事
狭いテーブルの中でレイアウトを考える力が付いた
前半にも書いたように1スペースの範囲がかなり狭いので、沢山あるグッズ達をどのように並べるかかなり悩みました。
テーブルは木目が剥き出しのベニヤ板を乗せただけになっていたので、テーブルクロスは用意しておいて正解でした。
テーブルクロスは下記のグラフィックという印刷所から「ブースクロス」を発注しました。
Giaのイラストを全面に入れたので、他のブースに比べて圧倒的に目立っていました。RGB印刷もできるのでデジタルイラストでも色の再現性が高く、画面とほとんど変わらない色合いで良かったです。
人の流れを見ているとだいたい1ブース0.5秒くらいしか視線を送らないようです。その中でもGiaのブースは記憶に残ったのか、一度通り過ぎたけどまた戻ってきて貰えたお客様もいたので、これはやって良かったなと思いました。
またポスタースタンドが2mあり、B2の大きめポスターにした所「5列先でも確認する事が出来たので探す時に助かった」とのお声も貰いました。
今回使用したのはこちらのポスタースタンドです。高さが無いとポスターが自分の体に隠れて見えないので、このくらいの高さはあった方が良いと思いました。
こちらは細かく解体できるので、梱包する時も楽で助かりました。
ご新規さんでも画集を見た人はほぼ9割購入してくれた
画集は全ページ試し読み出来るようにしていたのですが、手に取ってくださった方のほとんどは新刊を購入してくださりました。
編集した身としてはGiaのイラストの魅力が伝わったようでとても嬉しかったです。
画集は通販でも販売していて、一部サンプルも掲載しているので興味がある方は見てみて下さい。
計算しやすい価格設定にしたので暗算しやすかった
今回持っていたグッズはアクキー、ステッカー、画集、複製原画と盛り沢山だったのですが、1,000円や500円など切りの良い価格にしたので計算が苦手な私でもすぐ会計が出来たので良かったです。
ただイベント終了後に売上総額を確認する必要はあるので、計算機は持って行って損は無い感じです。
ブースの中からだとグッズの値札がよく見えないので、画像付きのグッズ一覧表も別途持って行って良かったです。画像付きと言うのが特に良くて、会計の判断をする時にビジュアルの方がパッと見で項目を見つけやすかったです。
グレーのマスキングテープが大活躍した
マステはブース作りで商品に値札を貼り付ける作業が発生した時や備品の位置を固定をする時に使用しました。
画集などの印刷物は特に塗料が剥がれやすいので、ベタつかない粘着素材だと剥がす時に綺麗に剥がれて良かったです。これがセロファンテープだったらベタついて片付けが辛かったと思います。
またどの色でも調和が取れるグレーのマステにしたので悪目立ちせずにレイアウトの補強やグッズに貼り付けできたのもオススメポイントの一つです。
使用したのはこのくらいのライトグレーでした。
以上が初参加で良かったポイントでした。
反省点
画集は重過ぎるので事前に配送をお願いするべきだった
今まで大量の紙を持って移動した事が無かったので凄く後悔しました。
もっと早く入稿していれば、送料無料で印刷所から発送してもらえたと言う事をイベントギリギリになって知ったので、次回の画集を制作する時は計画的にやっていきたいと思います…。
画集の購入が主で他グッズの売れ行きはイマイチ
ご新規でライト層向けに低価格で出したくじがあったのですが、同人イベントは欲しいものが決まっている場合が多いのか、新規、既存ファン共にくじへ目を向ける人はいませんでした。
また新規の方は高くても新刊画集を買われる方が多かったです。値段では無く、その作品の魅力が最も伝わるものを買っていくのだなと感じました。
一方、既存ファンは新刊、既存両方を買う傾向にありました。
これは推測ですが、新刊と既刊で絵の成長過程を見たかったり、絵のテーマが全て違うのでファンはそれも込みで見たかったのだと思います。
ただ、イベント終了後通販の宣伝をしたところ、画集と一緒にアクキーやステッカーなどのグッズを購入してくださる方が大変多くいたので、そのイベントで売れなかったからと言ってタンスの肥やしにするのではなく、違う方法で出せば需要はあるのだなと感じました。
遠方で行きたいけどいけない方もいらっしゃったので、そういう意味でも通販は出した方が良いなと思います。
Giaのグッズはこちらに一覧が揃っているので、もし興味がある方は確認してみて下さい。
梱包したものは中に何が入っているかラベリングしておけば良かった
当日はお手伝いの方が1名来てくださったのですが、設営で作業を分担する時にどこに何が入っているか私しか分からず指示出しに苦労してしまいました。
私もどこにしまったか忘れてしまっていたり、最後の片付けの時もどの袋にしまったら良いのか分からなくなってしまったので、梱包したパッケージにはラベルは貼った方が効率化できると思いました。
ショップカードや名刺の文化があまり浸透していなかった
テイクフリーの名刺を持参したのですが、買ってくれた人も興味があって見る方もショップカードはあまり手に取りませんでした。他の出展側もあまりショップカードを出している人がいませんでした。
大量の名刺はかさばるので、同人系のイベントでは沢山準備しなくても良いと思いました。
こんな感じなので、もしSNSなど知って貰いたいメディアがあるのであれば、画集やグッズの台紙にSNSや通販など見て欲しい所のリンクを入れておくのがベストですね。
電子決済の処理に戸惑った
個人でも使えるsquare決済を導入していていたのですが、前日にBluetooth設定をしておいたまでは良かったけど、会計の時に位置情報をオンにしていなかったり、会計の種別リストが沢山あり過ぎて何を選べば良いのか分からなかったりと戸惑ってお客様を待たせてしまった事がありました。
なので開催前に自分のクレジットカードや電子決済で決済練習するなどしてシステムについて理解する必要性を感じました。
二次創作がある場ではオリジナルは不利だった
会場では圧倒的に二次創作の島の方が賑わっていて、オリジナルの方に来る人はまばらでした。
オリジナルではネックレスやピアスなどのアクセサリーやハンドメイドグッズなど女性が好むものを中心に賑わっていたのですが、よくよく見ると二次創作に関連したもの（例えばキャラのモチーフや色を使ったイヤリングなど）が多かったです。
このことから一次創作で勝負する場合は二次創作が存在しないイベントに絞る方が良いと感じました。
やっぱり知名度がある版権の方が共感を集めやすいせいか、仲間も沢山出来るし、そりゃ無名オリジナルでは叶いませんよね…。
X（旧twitter）でもやっぱり二次創作の方が反響が高いので、これはリアルのイベントでもそういう事なんだな…という洗礼を受けた瞬間でした。
まとめ
次回のデザフェス58ではこれよりも更に大きいイベントになるので、事前に販売のシュミレーションが出来て良かったです。
実際に家で考えてきたレイアウトから、お客様がブースを見る様子を見て配置変更した部分や追加で補強した部分があったので、次回はこの改善に必要な道具も追加して挑みたいと思います。
参加者側でも個人クリエイターのイベントに参加してきたので、興味がある方はご覧ください。
